亭戯譚

文の保管庫

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

詩-1「死ぬことなんてこわくはないさ」

死ぬことなんてこわくはないさ ただ、ただ、 ……とても寂しいのだ 笑顔になんてなれなくなるのが いつかは忘れてしまうのが だから我らは笑うのだ 明日死んだっていいように いわれなどない寂しさの音を うるさい声でかき消すため だから我らは愛するのだ こ…

短詩-1「星月夜」

冷たい屋根から飛んだ男や首括って吊るうた女が最期に見た星月夜はきっと綺麗だったろう